Veeva Claims は、組織が消費財産業において製品クレームをリクエスト、作成、レビュー、承認、(必要な場合は) 撤回する方法を、法務および規制チームが管理できるよう標準的な方法を提供します。クレーム管理は、証拠ドキュメントと法務および規制承認者を 1 か所にまとめるため、マーケットのすべてのクレームに対して明確な方向性を示します。
クレーム管理は、クレームを作成する際に使用できる望ましいメッセージのステートメントライブラリを作成できる機能を組織に提供します。ステートメントとは、「100% オーガニック」などの望ましい単独のメッセージです。ステートメントは特定の製品と関連付けられていません。ステートメントライブラリを使用すると、ステートメントと選択したステートメントに適用したい製品の固有の組み合わせを選択してクレームを素早く作成することができます。クレームとは特定の製品に関する声明です。
管理者の設定に応じて、オブジェクト、フィールドおよびセクションのラベルが本文で説明されたラベルとは異なる表示となる場合があります。
Note: ご利用の Vault 内にステートメントオブジェクトとステートメントライブラリがない可能性があります。
ステートメントとクレームの閲覧
ステートメントタブのすべてのステートメントのマスターリスト、およびクレームタブのすべてのクレームのマスターリストにアクセスできます。個々のクレームメッセージの詳細ページを表示するには、その名前をクリックします。ドキュメント情報ページからもドキュメントの関連クレームを表示することができます。参照ドキュメントタイプの場合、クレームの証明がドキュメントがサポートするクレームを表示します。クレームの名前にマウスオーバーすると、概要が表示されます。
ステートメントとクレームの検索
メイン検索バーのドロップダウンセレクターからステートメントまたはクレームを選択すると、どのタブからでもステートメントまたはクレームの検索が行えます。
ステートメントおよびクレームタブは、デフォルトですべてのステートメントとクレームを表示します。フィルタまたはカスタムビューを追加することで、表示されるクレームのタイプを制限することができます。
新規ステートメントの作成
ステートメントを複数の言語で保存し、それらをグローバルな親ステートメントに関連付けることができます。
新規ステートメントを作成するには:
- ステートメントタブで作成をクリックします。
- ステートメントを入力します。これはクレームに使用される文言です。
- ステートメントのフラグ付きの語句をチェックするかどうかを選択します。
- ステートメントの言語を選択します。
- 任意の作業: ステートメントをグローバルな親に関連付けるには、グローバルステートメントを選択します。グローバル親ステートメントを作成する場合は、このフィールドを空白のままにします。
- 保存をクリックするか、別のステートメントを作成する場合は保存 + 作成をクリックします。
新規クレームの作成
管理者の設定によっては、Vault のステートメントライブラリから新規クレームを作成できます。それ以外の場合は、ステートメントを使用せずに新規クレームを作成することができます。
ステートメントを使用して新規クレームを作成するには:
- クレームタブで作成をクリックします。
- ステートメント ID を選択します。
- クレームに証拠が必要かどうかを選択します。
- 任意の作業: クレームカテゴリを選択します。
- クレームのフラグ付きの語句をチェックするかどうかを選択します。
- 製品を選択します。ステートメントと製品の組み合わせは Vault で一意である必要があります。
- 任意の作業: 脚注を入力します。これはクレームの法律上の細則です。
- 任意の作業: クレームを翻訳する必要があるかどうかを選択します。
- 任意の作業: 再評価日を選択します。
- 保存をクリックするか、別のクレームを作成する場合は保存 + 作成をクリックします。
ステートメントを使用せずに新規クレームを作成するには:
- クレームタブで作成をクリックします。
- 製品を選択します。
- ステートメントを入力します。これはクレームに使用される文言です。
- 任意の作業: 脚注を入力します。これはクレームの法律上の細則です。
- 保存をクリックするか、別のクレームを作成する場合は保存 + 作成をクリックします。
クレームのコメントの追加
1 つまたは複数のクレームにクレームコメントを追加して、各クレームに関するディスカッションや決定をキャプチャできます。管理者の設定によっては、コメントスレッド内の個々のコメントに対する返信や、クレームのすべてのコメントに対する返信を表示できる場合があります。コメントでユーザをメンションすることができ、メンションされたユーザはメールと Vault 内のシステムメッセージを受信します。クレームコメントのユーザメンションは、Vault 概要メール (設定されている場合) に含まれません。
削除は自分が作成したコメントに限られます。また、返信があるコメントは削除できません。
クレームにコメントを追加する
クレームにコメントを追加するには:
- クレームタブで、コメントを追加したいクレームを選択します。
- クレームコメントセクションを展開したら、作成をクリックします。
- コメントを入力します。
- 任意の作業:「@」キーまたは「+」キーを入力してユーザのリストを表示したら、メンションしたいユーザを選択します。
- 保存をクリックするか、別のクレームコメントを作成する場合は保存 + 作成をクリックします。
複数のクレームにコメントを追加する
一括オブジェクトレコードアクションを使用して複数のクレームにコメントを追加するには:
- クレームタブに進みます。
- 任意の作業: 追加のフィルタを設定して、コメントを追加するクレームのリストを絞り込みます。一度に最大 1,000 件のクレームにコメントを追加できます。
- すべてのアクションメニューから、すべてのレコードに対して一括アクションを実行するオプションを選択します。
- 選択の絞り込みページで、選択したレコードのリストをレビューし、コメントを追加したくないクレームのチェックボックスをオフにします。
- 次へをクリックします。
- アクション選択 (手順 2) ページのレコードの管理で、レコードアクションを選択します。
- 次へをクリックします。
- レコードアクションの選択 (手順 3) ページで、一括クレームコメントを選択します。アクションラベルは、影響を受けるレコードの数を示します。管理者が特定のライフサイクル状態のレコードにのみ適用するようにアクションを設定している場合、Vault は、選択されたレコードのうち、該当するライフサイクル状態にないものを自動的に除外します。
- 次へをクリックします。
- 詳細 (手順 4) ページで、コメントを入力します。
- 任意の作業:「@」キーまたは「+」キーを入力してユーザのリストを表示したら、メンションしたいユーザを選択します。
- 次へをクリックします。
- 確認ページで変更の概要をレビューし、終了をクリックします。Vault でクレームコメントの作成が終了すると、メールと Vault システムメッセージにより、一括アクションが成功したかどうか、エラーが発生したかどうかが通知されます。コメントでメンションされたすべてのユーザは、このアクションにより作成された 500 件の新しいクレームコメントごとに 1 通のメールと 1 件の通知を受け取ります。
クレームコメントへの返信
クレームコメントを表示して返信するには:
- クレームタブで、返信したいクレームを選択します。
- すべてのコメントを確認するには、クレームコメントセクションを展開します。
- キャレット (>) アイコンをクリックすると、コメントのスレッドが展開され、すべての返信が表示されます。
- 400 文字を超えるコメントの全文を表示するには、さらに表示にカーソルを合わせます。
- 上位レベルのコメントで返信をクリックします。
- コメントを入力します。
- 任意の作業:「@」キーまたは「+」キーを入力してユーザのリストを表示したら、メンションしたいユーザを選択します。
- 保存をクリックします。
コメントスレッドの先頭に返信が追加されます。コメントの返信は、各ルートコメントの下に新しい順に表示されます。一件のクレームに対して 500 を超えるコメントや返信がある場合、クレームコメントセクションにコメントは表示されません。
証拠ドキュメントの追加
クレームに証拠を追加して、そのクレームの有効性の証明を提供できます。証拠の作成、各レコードの関連する参照ドキュメントへの関連付け、およびクレームへの追加の詳細については、クレームの立証を参照してください。
ローカル適応の作成
Veeva Claims では、さまざまな国の製品のクレームを確認および承認するために、クレームのローカル適応を作成することができます。詳しくは、ローカル適応での作業をご覧ください。
製品ライン拡張の作成
ある製品から別の製品にクレームをコピーして、別の製品が同じクレーム一式を使用する必要がある場合の効率を向上できます。選択された製品に作成された新規クレームは、初期状態になります。クレームをコピーしたい製品は、すでに Vault に存在している必要があります。コピー元製品からのすべてのクレームは、選択された製品にコピーされます。コメントおよびローカル適応はコピーされません。既存の証拠ドキュメントを新規クレームに関連付けたい場合、オプションで指定できます。
注: コピープロセスはユーザの権限に従い、ユーザは読取りおよび編集権限を持つレコードに対してのみ表示・コピーができます。
製品ライン拡張のクレームには、新しいクレームのコピー元のクレームを識別するコピー元という読み取り専用、編集不可能なフィールドが含まれます。
ある製品から別の製品にクレームをコピーするには:
- クレームをコピーしたい製品に進みます。
- すべてのアクションメニューで、クレームを別の製品へコピーを選択します。
- クレームを別の製品へコピーダイアログで、クレームをコピーしたい製品を選択します。
- 任意の作業: 既存の証拠ドキュメントをクレームの新規コピーにも関連付けたい場合、関連証拠ドキュメントのコピーを選択します。
- 続行をクリックします。
オブジェクトへのコメントの追加
管理者の設定によっては、別のオブジェクトレコードにコメントを追加できる場合があります。管理者の設定によっては、 ローカル適応レコードやパックコピーレコードに対するコメントにも返信できる場合があります。コメントでユーザをメンションすることができメンションされたユーザはメールと Vault 内のシステムメッセージを受信します。オブジェクトコメントのユーザメンションは、Vault 概要メール (設定されている場合) に含まれません。
コメントをオブジェクトに追加するには:
- コメントを追加したいオブジェクトに進みます。
- コメントセクションを展開して、作成をクリックします。
- コメントをコメントフィールドに入力します。
- 任意の作業:「@」キーまたは「+」キーを入力してユーザのリストを表示したら、メンションしたいユーザを選択します。コメントでメンションされたユーザに、メールまたは Vault 内システムメッセージが送信されます。
- 保存をクリックするか、別のコメントを作成する場合は保存 + 作成をクリックします。
ローカル適応またはパックコピーのコメントへの返信
既存のコメントスレッドを表示してローカル適応またはパックコピーのコメントに返信するには:
- 適切なローカル適応またはパックコピーレコードに移動します。
- すべてのコメントを確認するには、コメントセクションを展開します。
- キャレット (>) アイコンをクリックすると、コメントのスレッドが展開され、すべての返信が表示されます。
- 400 文字を超えるコメントの全文を表示するには、さらに表示にカーソルを合わせます。
- 上位レベルのコメントで返信をクリックします。
- コメントを入力します。
- 任意の作業:「@」キーまたは「+」キーを入力してユーザのリストを表示したら、メンションしたいユーザを選択します。
- 保存をクリックします。
コメントスレッドの先頭に返信が追加されます。コメントの返信は、各ルートコメントの下に新しい順に表示されます。レコードに対して 500 を超えるコメントや返信がある場合、コメントセクションにコメントは表示されません。
ワークフローの使用
Veeva Claims は、ワークフローを使用し、ユーザにタスクを割り当てることで提案から承認までのクレームを管理します。クレーム管理には、次の標準ワークフローが含まれます。
- 証拠の作成: クレームを証明するドキュメントを収集します。
- レビュー: 規制および/または法務のレビューアにフィードバックのためにクレームを送信します。
- 承認: 規制または法務の承認者に最終承認のためにクレームを送信します。
組織は、これらのワークフローを修正したり、チームのニーズに合うようにカスタムワークフローを追加したりすることができます。
ワークフローアクションメニューからワークフローを開始することができます。