Veeva Claims プロジェクト階層ビューアは、ユーザがプロジェクトおよび販促メッセージならびにローカル適応レコードの階層構造を視覚化し、関連するすべてのレコードを状況に応じてレビューし、情報に基づき評価を行うことができるようになります。ユーザは、ビューアに表示されるプロジェクトの関連レコードの範囲を調製するために、フィルタを追加します

フィルタについて

ユーザは、プロジェクトの詳細ページでフィルタを適用して、列ヘッダーとして設定されるプロジェクト販促メッセージまたはローカル適応オブジェクトフィールドの表示されるレコードの範囲を絞り込むことができます。階層ビューアは、オブジェクト参照フィールドから場所 (country__v) オブジェクトまたは製品 (product__v) オブジェクトのいずれかのフィールドに対して、以下のような事前にフィルタリング済みの値表示します:

  • 販促メッセージ > 製品
  • ローカル適応 >

これらの事前フィルタリングされた値により、ユーザが選択できる利用可能な値プロジェクトレコードにリンクされた国と製品のみを選択できることを確実にします。任意のフィルタ内のフィールド値に使用できるレコードの数は、100 件のレコードに制限されます。

設定の概要

プロジェクト階層ビューアを使用するように Vault を設定するには、以下の手順を行います:

オブジェクトページレイアウトの設定

オブジェクトページレイアウトに以下のオブジェクトの階層コントロールセクションを追加して、ユーザがプロジェクトの階層全体を移動できるようにする必要があります:

  • プロジェクト (project__v)
  • 販促メッセージ (claim__v)
  • ローカル適応 (local_adaptation__v)

一覧になっているすべてのオブジェクトにセクションを設定しない場合、ユーザは階層のレコード詳細ページ内を移動できません。例えば、販促メッセージオブジェクト上ではなく、プロジェクトオブジェクト上の階層セクションを設定することを選択し、ユーザがプロジェクトの詳細ページからビューアの販促メッセージレコードをクリックした場合、ユーザは選択した販促メッセージの詳細ページ上のプロジェクトの階層を移動し続けることができません。

ベストプラクティスとして、以下のオプションについて、一覧になっているすべてのオブジェクトに対して同じフィールドを同じ順序で設定していることを確認します:

  • プロジェクト列を表示
  • クレーム列を表示
  • ローカル適応列を表示

同じフィールドを設定すると、プロジェクト販促メッセージおよびローカル適応オブジェクトレコードの詳細ページで、ユーザが改装を移動する際に、ビューア内の列が一致することを確実にします。

階層セクションの設定

各オブジェクトのページレイアウトに階層セクションを設定するには:

  1. 該当するオブジェクトのページレイアウトに移動します。
  2. 編集をクリックします。
  3. セクションの追加をクリックして、スライダーアイコンで階層コントロールセクションを選択します。(スライダーアイコン)。
  4. 任意の作業: セクションラベルを入力します。
  5. 任意の作業: これらのライフサイクル状態にのみセクションを表示するフィールドで、1 つまたは複数のライフサイクル状態を選択します。このオプションは、オブジェクトがライフサイクルを使用している場合にのみ表示されます。
  6. 任意の作業: セクションヘルプコンテンツを入力してユーザに関連情報を提供します。ヘルプコンテンツはセクションラベルの下に表示されます。
  7. プロジェクト列を表示から対応するプロジェクトフィールドを最大 10 個選択します。フィールドをドラッグアンドドロップして、列がユーザに表示される順序を決定します。
  8. 販促メッセージ列を表示から対応する販促メッセージフィールドを最大 10 個選択します。フィールドをドラッグアンドドロップして、列がユーザに表示される順序を決定します。
  9. 対応する ローカル適応フィールド を最大 10 個選択して、ローカル適応列を表示します。フィールドをドラッグアンドドロップして、列がユーザに表示される順序を決定します。
  10. 任意の作業: デフォルトでセクションを展開するを選択します。
  11. 完了をクリックします。
  12. 保存をクリックします。

サポートされるフィールド

Vault は、表示 [オブジェクト] 列フィールドの以下のオブジェクトフィールドタイプをサポートします:

  • コンポーネント (ライフサイクル状態向け)
  • 日付
  • 数字
  • オブジェクト
  • オブジェクト参照
  • 選択リスト
  • テキスト/ロングテキスト
  • はい/いいえ
  • ルックアップ (タイプが上記のサポートされるフィールドである場合)

表示 [オブジェクト] 列フィールドには、最初の列として名前 (name__v) フィールドが常に含まれます。

ユーザ権限の設定

オブジェクトの詳細ページに階層セクションを表示するには、適切なオブジェクトを持つセキュリティプロファイルをユーザが持っていることを確認する必要があります。これには、販促メッセージプロジェクトジョイン (claim_project_join__v) オブジェクトおよびおよびプロジェクトローカル適応ジョイン (project_local_adaptation__v) オブジェクトにおける参照権限が含まれます。

加えて、ユーザは、ビューア内のすべての設定された列を確認することができるように、プロジェクト (project__v)、販促メッセージ (claim__v) およびローカル適応 (local_adaptation__v) オブジェクトにフィールドレベルの許可を持つ必要があります。

フィルタ権限を理解する

事前フィルタリングされたフィールド値のリストは、階層ビューアに取り込まれます。事前フィルタリングされたフィールド値について、以下の詳細を確認します:

  • 製品 (product__v) オブジェクトに対する参照権限がないユーザには、製品 (product__v) が適切な権限を持つ販促メッセージ (claim__v) レコードのリンクされている製品 ID (name__v) の値が引き続き表示されます。
  • プロジェクト製品ジョイン (project_product_join__v) オブジェクトに対する参照権限がないユーザには、製品 (product__v) が適切な権限を持つ販促メッセージ (claim__v) レコードのリンクされている製品 ID (name__v) の値が表示されます。
  • プロジェクト国ジョイン (project_country_join__v) オブジェクトに対する参照権限がないユーザには、場所 (country__v) が適切な権限を持つローカル適応 (local_adaptation__v) レコードのリンクされている場所 (country__v) の値が表示されます。
  • 販促メッセージ (claim__v) オブジェクトの製品 (product__v) フィールドまたはローカル適応 (local_adaptation__v) オブジェクトの場所 (country__v) フィールドに対する参照権限がないユーザは、階層ビューアで製品 (product__v) または場所 (country__v) フィールドの列を表示できず、これらのフィールドを選択したり、事前フィルタリングされたフィールド値を表示したりすることはできません。

標準システム管理者または Vault 所有者のセキュリティプロファイルで、本書に記載されたすべての手順を完了することができます。お使いの Vault がカスタムセキュリティプロファイルを使用している場合、プロファイルに以下の権限が付与されている必要があります:

  • Vault オブジェクトの作成と変更には、管理者: コンテンツ設定: オブジェクト: 作成、編集の権限が必要です。
  • ユーザの権限セットを変更するには、管理者: 権限セット: 参照、作成、編集の権限が必要です。