管理者 > 設定 > 検索設定から Vault のシソーラスを管理することができます。
シソーラスは、Vault からインポートおよびエクスポートできるエントリと同義語のリストです。シソーラスからエントリを検索すると、そのエントリに対して定義した同義語を含む検索結果を Vault が展開し、検索結果でそれらの同義語が完全一致する検索用語とともにハイライトします。各エントリを多方向エントリとするかどうかも選択できます。また、エントリが多方向エントリの場合、Vault はそのエントリに一致する結果が含まれるよう同意語検索を拡張します。これにより検索機能が大幅に向上し、Vault が検索の一部として返すコンテンツを制御できるようになります。
Vault では、ドキュメント、ドキュメントのフルテキスト、添付ファイルのフルテキスト、オブジェクトレコードなど、すべての検索範囲に同義語が組み込まれています。
シソーラスと検索結果の例
シソーラスのエントリ例は以下のとおりです。
エントリ | 同義語 1 | 同義語 2 | 同義語 3 | 同義語 4 |
---|---|---|---|---|
癌 | 腫瘍 | 新生物 | リンパ腫 | 白血病 |
NYC | ニューヨーク市 | ビッグアップル |
癌を検索すると、Vault は腫瘍、新生物、リンパ腫、および白血病を含む結果も返します。同様に、NYC を検索すると、ニューヨーク市とビッグアップルが含まれる結果を返します。シソーラスでは大文字と小文字は区別されません。
単語に限らず、エントリは略語や頭字語 (ALS、NASA など) でも構いません。エントリと同義語には、単一または複数の単語を含めることができます。
シソーラスを設定するには
シソーラスを設定するには、検索設定ページに進み、シソーラスに希望する言語を選択してエクスポートをクリックします。Vault はシソーラスを UTF-16 の、タブ区切りの CSV ファイルとしてエクスポートし、選択した言語の列の見出しを翻訳します。
次に、エントリと同意語を作成または追加し、多方向列の各エントリに対して TRUE または FALSE を入力してから、シソーラスを Vault にインポートします。
シソーラスへの変更を保存する時は、エクスポートしたときと同じフォーマット (UTF-16、タブ区切り) でファイルを保存します。「別名保存」を使用すると、サポートされていない形式 (UTF-8、カンマ区切り/TXT ファイル) にファイルが変換される場合があります。
注: サポートされている各言語に対してアップロードできるのは、1 件のシソーラス CSV のみです。同じ言語の 2 番目のファイルをアップロードすると、前のシソーラスファイルが上書きされます。
有効なシソーラスエントリ
Vault は、シソーラスをアップロードする際、以下の制限を課します:
- タブ区切りの CSV ファイルでなければなりません
- シソーラスあたり 3,000 エントリ
- 1 行あたり 250 字
- 1 行あたり 15 の同意語
- 1 行あたり 5 件のエントリ
シソーラスの言語
Vault の各サポート言語ごとにシソーラスをアップロードすることができます。ただし、ユーザが検索を開始すると、Vault はそのユーザの言語のシソーラスのみを使用します。
例えば、Angelica の言語がスペイン語に設定されている場合、Vault は検索の際にスペイン語のシソーラスのみを考慮します。
関連権限
検索設定ページにアクセスするには、セキュリティプロファイルは管理者: すべての設定: 編集権限の付与が必要です